STRUCTURE 構造

シティタワー品川の外観
『シティタワー品川』は、強固な地盤と耐久性を高めた構造躯体により、耐震性や耐久性が向上しています。また、超高層マンションとして国土交通大臣による、より厳しい基準をクリアしています。第三者機関による客観的かつ公平な評価が行われ、「住宅性能表示制度」による評価を受けています。

溶接閉鎖型帯筋

溶接閉鎖型帯筋概念図
主要な柱部分には帯筋の接続部を溶接した、溶接閉鎖型帯筋が採用されています。溶接による安定した強度の確保によって、地震時の主筋のはらみ出しを抑制して、柱の拘束力を高めます。

機械式継手

機械式継手の概念図
主要な柱や梁の主筋には、施工時の天候等の影響を受けにくく、安定した性能を発揮する機械式継手が採用されています。

乾式耐火遮音壁

乾式耐火遮音壁の概念図
隣の住戸との間には、耐火性・遮音性に配慮した、厚さ約136mmの乾式耐火遮音壁が採用されています。

75本の杭を打設

75本の杭を打設概念図
●地盤
地震に強い建物づくりには、強固な地層を支持地盤とすることが重要です。『シティタワー品川』は、地下約17m以深、N値50以上の砂礫層を建物を支える支持地盤としています。

●基礎杭
砂礫層にアースドリル工法により、杭径約1,500mm~2,600mmの杭が75本打ち込まれています。
※N値とは:
地盤の硬さ等を示す数値。重量63.5kgのハンマーを75cm自由落下さサンプラーと呼ばれる鋼管パイプを地中に30cm打ち込むのに、上から何回叩いたか、その回数を示すものです。N値50とは、30cm打ち込むために50回叩かねばならない強固な地盤であることを示します。

構造躯体

構造躯体の耐久性を高めるために、柱・梁・床スラブ等の主要構造部についてコンクリートの耐久設計基準強度を30~80N/m㎡に設定されています。これは日本建築学会が「建築工事標準仕様書(JASS5)」で定めている構造体の耐久性にかかる3つの基準のうち、最高の基準に該当するものです。この基準に該当する場合、大規模補修不要予定期間 (局部的な軽微な補修を超える大規模な補修を必要としないことが予定できる期間)は「およそ100年」との指針が日本建築学会より示されています。
※コンクリートの性質上、乾燥収縮や温度変化による収縮に伴うひび割れが発生する場合があります。(一般的に構造上の問題はありません。)
※本説明はコンクリートの寿命が100年であることを保証するものではなく、また健全な状態を保つためには、予定されている大規模修繕工事など定期的かつ適切な維持管理が必要となります。

水・セメント比

コンクリートの耐久性を高めるため、セメントの重量に対する水の重量の割合が50%以下に設定されています。水セメント比が小さくなるほど、強度が大きくなる傾向があるといわれています。
※杭部分を除く。

二重床

振動を吸収するクッションゴムを支持脚に装備し、LL-45等級相当(メーカー表示)の遮音性能を備えた二重床構造が採用されています。

二重床・二重天井

居室を二重床・二重天井とすることで、配管・配線のコンクリートスラブへの打込みを減らし、将来のリフォームやメンテナンスへの対応に配慮されています。

防音サッシュ

防音性に配慮し、遮音性能T-3、T-2相当のサッシュが採用されています。外部から侵入する音の低減に配慮されています。
※廊下側はT-1相当となります。

防音フード

室外の給気口には、外部からの騒音に対する防音性能を備えた、防音フードが採用されています。
※一部の住戸を除く

国土交通大臣認定

建築基準法に基づき構造の安全性に関する性能評価を受けており、国土交通大臣による認定を取得しています。

住宅性能評価書

「住宅の品質確保の促進等に関する法律(住宅品質法)」に基づいた「住宅性能表示制度」による性能評価を受けています。従来わかりづらかった住まいの性能について、国土交通大臣登録の住宅性能評価機関が同じ基準で、等級(数値)をつけるというものです。

※コンクリートについての説明は、住棟(住宅を含む建物)の壁、床、柱、梁、基礎等に使用されているコンクリートについてのものであり、電気室やゴミ置場等の付属建物、機械式駐車場ピット等の工作物、外構の塀や擁壁、花壇の基礎等、その他エントランスアプローチや駐輪場等土間や杭に使用されるコンクリートは対象外です。
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